近年、銀行でも、生命保険でも、官公庁でも、書類は本人が記入してくださいとの注意書きが増えました。印鑑(本人であることの推定?資料の一つとして機能が社会的に是認されていた?)廃止の流れと連動しているのでしょうか。
高齢者が増えています。何をするにしても書類の提出が求められます。年齢を重ねるごとに字を書くのが非常にやっかいになってきます。90代にもなると自分の名前はなんとか書けるが、住所や郵便番号、電話番号等々までとなると困難な方も多いのです。
書類が本人の判断により真正に作成されたものであるかどうかは、本人が書類の記入内容を確認の上最終的には署名や記名押印することで十分ではないかと思います。
高齢者(等)の文書作成の負担を減らす必要があります。そのためにも、書類の本人記入については、最低自分の氏名を本人が記入すれば足りるとか、社会全体での合意形成が急務ではないかと思っております。つまり、個々の銀行や会社、官公庁など書類提出を求める側のさじ加減で本人記入の条件に強弱がついたり、範囲が変わるのではなく、最低限のルールを明確化し社会として共有する必要を感じます。
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